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日本の家は寒すぎる

「日本の家は寒すぎる」

最近テレビや新聞でよく見かける言葉です。

冬なんだから寒いのは当たり前と思われる方もいらっしゃるでしょう。

全国で断熱改修を控えた戸建てを対象に、室温を測定したところ、約9割の家で18度未満だったそうです。

18度はWHO(世界保健機関)が推奨する冬の最低室温です。

人々の健康を守るため、安全でバランスの取れた最低室温として18度を強く勧告しています。

生活環境病

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高血圧や循環器の病気は、「生活習慣病」として知られていますが、
住まいの環境による「生活環境病」としても捉えられているそうです。

冬、室温の低い家で過ごした場合、血管が収縮して血圧が上昇します。心臓や血管に負担がかかったことが原因で、心筋梗塞などを発症することがあります。

いわゆるヒートショックという状態です。

高齢者の住まい

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特に高齢者は、室温22~24度の温かい家で過ごすことを勧められていますが、家の断熱性能が悪いと暖房器具を使い続けなければなりません。

光熱費を気にした高齢者が暖房器具の使用を控え、体調が悪化するということもよくあるそうです。

暖房器具をできるだけ使わず快適に暮らすためには、十分に断熱された住宅を作り、また既存住宅には断熱改修をしっかりとすることが大切です。

まとめ

夏は記録的な猛暑となり冬には強い寒波に見舞われています。

エネルギー危機で光熱費が上がり、私たちの暮らしは大きな影響を受けています。

私たちの健康や家計に直結し地球環境にもかかわる室内の温度。

住まいの断熱への関心を持ち、快適な暮らしが送れるように考えてみませんか?

森安 博子

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