足守にある、築１００年越えの風情ある古民家。もともと足守にお住まいで、広い物件へご家族でお住替えを希望されていたA様に、こちらの物件をご紹介させていただき、その後弊社でフルリノベーションさせていただきました。住み始められてから１年経ち、お施主様に住み心地をインタビューさせていただきました。

Q. 住み替えを考えられたのはなぜですか？

ご主人様　
元々住んでいた家が手狭になっていたので、いい物件があればそのうち住み替えたいとずっと思っていました。そんな時にえびすやさんに、もともと住んでいた場所の近くの中古物件を２件紹介してもらいました。

えびすや
弊社が仲介していた、足守の物件を気に入って購入してくださり、リノベーションまでお任せいただいたんですよね。

ご主人様
そうです。まず購入したこの古民家を見せてもらい、その後にここより新しい物件を見せてもらいました。正直最初に見た時にはここはボロボロだったので、２軒目の方が現実的かなと思ったのですが、やっぱり昔ながらの良いものが残っているし、こっちのほうが面白そうだなと思ってこちらを選びました。
購入からの流れで、自然とリフォームもえびすやさんにお任せすることになりました。

Q. リフォームの際、お施主様側から出した希望はありますか？

ご主人様
最初に断熱の話を聞いていたので、夏暑くなくて、冬寒くないことを一番に希望しました。間取りについて特にこうじゃなきゃいけないというのは僕たちは無かったです。前の家より広くなったのでそれだけで満足でした(笑)基本的には元々の間取りを生かしながらっていう感じでお願いしました。

Q. 実際にできた間取りやデザインについてはいかがですか？

ご主人様
住んでみて、不具合は全くと言っていいほど無いです。

奥様
本当に使いやすいです。引っ越してきたときに、荷物をとても楽に片付けることができて、「なんでだろう？」と思ったんですけど、それはきっと導線が良いおかげなんだと思います。

ご主人様
ここは１階がぐるっと回れる家だもんね。

奥様
そう。だからどこにいても移動しやすくて片付けも楽なんだと思います。生活しやすいんです。日々の暮らしの中で、ちょっとしたところに気遣いを感じられる設計だなと感じますね。

ご主人様
昔の建具の再利用や、柱や天井の梁を見せるような、古民家の雰囲気を生かしたデザインも気に入っています。生かせるものは生かして使ってくれていますね。

奥様
家にいると、ゆったりとした時間が流れる感じがします。

Q. 古民家をリノベーションするにあたって、古民家の風情を残しながらも、快適に住めるように、断熱工事もしっかり施させていただいております。住み心地はいかがでしょうか。

ご主人様
引っ越してから冬を越しましたが、「寒い！」って感じることはすごく減りました。例えば、朝布団から出るときが苦痛じゃなくなりました。

奥様
リビングのこたつも、前の家では「強」だったのに、この家だと「弱」で十分です。石油ストーブも使わなくて済んだし。それと窓も全く結露しませんでした。

ご主人様
リビングとホールの間の建具を開けっ放しにしていても、寒くないっていうのが慣れなかったです。

えびすや
古民家の景観を守る為に、玄関は昔の木製の建具を使っているのですが、土間とホールの境目に内窓を取り付けてそこで断熱境界をとっているんです。だから、その内側の建具を開けていても寒くないですね。

ご主人様
どこにいても隙間風とかも全くないし、この部屋に来たら寒い！とかもなく一定の室温だし、とても快適です。

Q. 冷暖房費は以前と比べていかがでしょうか？

ご主人様
今まで冬は石油ストーブをずっと焚いていたのにこっちでは一度も使わなかったから、灯油代がそのまま浮きましたね。電気代は、家はかなり広くなったけど、以前と変わらないくらいでした。

奥様
真夏の今もリビングのエアコン１台で１階は大体事足ります。午前中は全然つけなくても涼しいです。

えびすや
もともとの土壁の内側にさらに１００㎜の断熱材を入れてますからね。窓を見れば、しっかり壁厚があるのが分かります。

Q. 今回、不動産の購入から、リノベーションの施工まで一連の流れをえびすやが携わらせていただきました。その流れで良かった点、悪かった点があれば教えてください。

ご主人様
えびすやさんの仲介で物件を買って、その流れでのリフォームだったので、新たにリフォーム業者をどうしようかと考える必要もなく、スムーズにできてよかったと思います。えびすやさんの仲介じゃなかったらこの物件を買うこともなかったと思います。築１００年以上の古民家のリノベーションなんて、どこに頼んでいいか分からないですし。

奥様
この物件が売りに出ているのは知ってて、看板も何回も見ていたんだけど、しばらくは何とも思っていませんでした。ある時突然、物件を探しているときにここが気になって、ホームページに乗っていた内観写真を見たら「あっ、こんなに広いんだ！」って思って一度見せてもらうことにしました。
２件見せてもらった時に、他の家族は皆、新しいほうの家が良いって言ったんですけど、その時社長さんに、「100年経たないと出ない味があるんですよ」って言われて、それで心動かされました。
物件を見たその日に娘も、「レンタルスペース旭 」（※弊社が古民家をリノベーションしたレンタルスペース兼宿泊施設）みたいな家が良いって言ってて…それで、最終的に古民家を選びました。
リフォームの際、柱をむき出しにしたら木が余りにもボロボロで、どうなるんだろう？って不安になっていたんですが、この仕上がりになってとても満足しています。

ご主人様
妻は昔古い家に住んでいたこともあり、そういう家に住みたいっていう思いがあったんだと思います。

Q. 最後に旦那様、奥様それぞれ、お気に入りの場所を教えてください！

ご主人様
僕は2階の階段横に作ったオーディオルームです。音楽が趣味なのでこだわりの機材や好きなCDを置いてそこで音楽を聴いています。大音量で聞いても窓を閉めていれば外には全然音が漏れないので、防音性も優れていていいですね。

奥様
私が一番好きなのは、階段がある奥の部屋です。あそこの部屋が一番落ち着く。もともとあった古民家の建具を再利用していて、そのガラスが変わった柄なんです。ガラス屋さんに聞いてみたら掘って柄を作っているって言われて。あのガラスが夜になったらキラキラしてきれいなんです。新しく買うことはできないので大事にしないと。

築１００年越えの古民家の古き良き雰囲気を気に入ってご購入くださったＡ様ご夫妻。その風合いをなるべく生かしながら、新築にも負けない高気密高断熱仕様のリノベーションをさせていただいたことで、夏も冬も快適に過ごしていただけています。音楽を楽しむためのオーディオルームは、旦那様のこだわりが詰まった素敵な空間になっていました。これからもこの家とともに、素敵な時間を積み重ねていってくださいね。

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