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世界最高基準のエコ住宅・パッシブハウスの魅力とは!

パッシブハウスとは、1991年にドイツのパッシブハウス研究所が開発した世界最高峰の省エネ住宅の基準です。パッシブハウスは屋根・壁・床の断熱性や気密性を高め、高性能な窓と換気システムを取り入れて、徹底的に熱を逃がさない工夫をしています。そのため冷暖房機器に頼らずとも室内の温度や湿度は一定に保たれ、1年中快適に過ごすことができます。

パッシブハウスの基準

パッシブハウスには、冷暖房負荷や一次エネルギー消費量、気密性などで非常に厳しい基準が設けられています。

パッシブハウスの基準値

年間冷房需要15kWh/m2以下(地域により除湿需要が加算)
年間暖房需要15kWh/m2以下
年間一次エネルギー消費量120kWh/m2以下(旧基準の場合)
気密性能50パスカル加圧および減圧時に漏気回数が0.6回以下

パッシブハウスの断熱性能は、2025年から新築住宅に義務付けられる省エネ基準の約2.5倍。多くのハウスメーカーにおける最高性能モデルであるZEH基準と比べても約2.2倍。世界でもっとも厳しい基準をクリアした家だけがパッシブハウスに認定されます。

パッシブハウスの特徴

快適性

パッシブハウスは外断熱・内断熱の壁、断熱性に優れたガラス窓やサッシで外から受ける影響を格段に少なくすることができます。そのため冷暖房効率が非常によく、家のどこでも適温・適湿が保たれて、1年を通じて快適に過ごせます。部屋ごとに冷暖房する必要がないため、間仕切りを取り払ったオープンな間取りが実現できるようになり、室内をより広く使えます。

健康

パッシブハウスは健康面でも大きなメリットがあります。例えば、ヒートショック予防です。厚生労働省によると冬季のヒートショックによる死亡事故は年々増加しており、令和2年の浴槽における死亡者数は交通事故による死亡者数の2倍以上発生しています。ヒートショックは浴室だけではなく、家のどこでも起こる可能性があります。家中を快適な温度に保てるパッシブハウスなら、ヒートショックの危険性を大幅に下げることができます。また、高断熱仕様の窓を使用することにより、結露を発生させにくく、カビやダニの発生を防ぐことができます。それにより、家の劣化を防ぐとともにアレルギーやアトピーの発症を防ぐ効果も期待できます。

燃費

パッシブハウスは冷暖房機器に頼らず自然エネルギーを最大限に取り入れて利用する設計をします。そのため、30年という長い目でみたトータルコストでは一般的な仕様の家に比べてお得になります。一年中ずっと快適に過ごしながらランニングコストを下げられるのも、パッシブハウスの大きなメリットの一つです。

冷暖房の考え方

パッシブハウスの重要なポイントの一つ。それは、冷暖房の考え方です。

パッシブハウスは、「エアコン一台で家中快適に過ごせること」つまり冷暖房機器に頼りすぎないという考えのもとに設計を行っています。

現在日本で建てられている高断熱高気密住宅の中には、高性能な冷暖房機器や換気機器で室内を快適にするというものが未だ多くあります。このような住宅では、室内を快適にするために多くのランニングコストを必要とし、また、10年くらい経つとそれらの機器が壊れて取替にまた多額の費用が掛かるということもあります。

一方でパッシブハウスは、建物の断熱性能を最大限に上げるとともに、自然エネルギーを利用することで生活にかかるエネルギーを極限まで減らすという考え方で、環境にも家計にも優しいという特徴があります。

自然エネルギーの活用

パッシブハウスでは自然エネルギーの利用を重視していることも大きな特徴です。

一般的な高気密高断熱住宅では、気密性・断熱性を高めて冷暖房効率を上げることで、室内温度を快適に保っています。

パッシブハウスではそれに加えて、冬は窓から昼間の太陽光をしっかりと取り込んで室内を温かく保ち、夏は庇やブラインドなどを利用して日射を遮ったり、風通しを考慮した窓の配置で熱を逃がすことで室内の温暖化を防ぎます。このように、自然エネルギーを上手に使うことで冷暖房の使用を最小限にすることができます。

まとめ

これからの時代、エネルギー価格の上昇は避けられず省エネ住宅の需要はますます加速する見込みです。健康、環境、そして家計にも優しいパッシブハウスの魅力を少しでも知っていただけたら幸いです。省エネ住宅に興味はあるけど、パッシブハウス基準は難しい・・・と思われていらっしゃる方も、パッシブハウスの考えを取り入れながらそのお客様のニーズに合った設計の家を建てることもできます。さらに詳しいことはぜひ、お気軽に弊社にお問い合わせください。

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