えびすや家づくり勉強会

             

賃貸!持ち家!どっちがお得?えびすや家づくり勉強会第8回

第8回えびすや家づくり勉強会は「賃貸」と「持ち家」どちらがお得か?について考えました。

持ち家のデメリット・賃貸のメリット

新築した場合のデメリットは、例えば、失業してローンが払えない状況になった時や、新築した家をローンが残っている時に売却しないといけない事情ができた時に、売却金額でローンを相殺できなくて借金が残ってしまうリスクがあることです。

賃貸のメリットとしては、そういったリスクがないということです。それぞれの年齢や生活スタイル、その時々の収入と支出の割合に応じて、住む場所を変えることができます。また、家のメンテナンス費用も大概は大家さん持ちなのでそういった費用もかかりません。​

もし、新築した家をローンが残っている状況で売却しないといけなくなった時に、ローン残高と同額かそれ以上の金額で売れることが保証されれば持ち家へのハードルは随分と低くなりますが残念ながら今の日本では、中古住宅の価格は都心部を除いてはそういったことには程遠い状況にあります。

賃貸のデメリット持ち家のメリット

今度は逆に賃貸のデメリットは、現在の日本においては、高齢になって何らかの事情で賃貸住宅を転居しなければいけない事情ができた時高齢者の一人住まいの場合は、受け入れてくれる賃貸住宅が限られてくるということ。        ​

持ち家のメリットは、言うまでもなく、その心配はありません。​

賃貸住宅は、何十年家賃を支払っていても資産として残るものはありませんが、持ち家は、いくつかの条件を満たせば資産としての価値をもって残すことができます。​

「資産価値のある家」とは?

どういう家が資産価値ある家なのかがポイントになります。いくつかの条件の中で地理的条件は別に考えるとして住宅としての建物の資産価値を考えたときに ,

  1. 家の基本性能(耐久性、耐震性、断熱性)が優れている。​
  2. デザインが良い
  3. 省エネルギーな家
  4. 使い勝手がいい

などが考えられます。
こういった条件を備えていれば、これまでのように、築年数だけでの評価ではなく、建物が本来備えている、性能や、快適性を評価の項目として取り入れることができるため資産価値も高めることにつながっていきます。

実際に中古住宅を購入しようと考えている人が、耐震性の低い建物や、断熱性の低い建物を購入後、それを、リフォームして、耐震性能や断熱性能を高めようとした場合にかなり高額な費用が掛かることになります。

クロスの貼替や、設備機器の取替とかと違い耐震補強工事や断熱工事はかなり大掛かりな工事となってしまうことが多いためです。そういった費用をあらかじめ建物価格から差し引いた金額での評価となるため、どうしても建物価格は低く評価されてしまいがちです。

特に断熱性や省エネ性に優れた家は、だれにとっても住みやすく快適な家だと考えられますので、自分たちが住むだけではなくて次世代の方たちにも引き継がれていく建物になるのではないでしょうか。

まとめ

賃貸か持ち家かどちらが得かは、それぞれの立場や考え方があり、どちらが得とも言えません。持ち家を選ばれるならば、イニシャルコストは比較的高額であったとしても、上にあげた4つの条件、特に後からの改修が比較的困難な耐震性や断熱性能の優れた家を持つことをお勧めいたします。

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