えびすや日記

             

「空き家」どうすればいいの?#3 ~空き家を賃貸する~

皆さんこんにちは!

「空き家」どうすればいいの?第3回目は、「空き家を賃貸する」です。
建物がまだ使えるようであれば、人に貸して収入を得るという選択肢も!

「空き家」どうすればいいの?#1はこちら

空き家を賃貸する

ご自身で利用されない空き家は、賃貸に出し別の方に使っていただくのも手です!
しかし、物件を賃貸することには、もちろん様々な側面があります。

ここでは空き家を賃貸するメリットとデメリットをご紹介いたします。それを踏まえ、物件の状況はもちろん、ご自身のライフスタイルなども併せて賃貸するかどうか検討する材料にしていただければと思います。

メリット

・建物を所有し続けられる

空き家を所有している方の中には、今すぐには利用しないけど将来利用したい、と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。物件を賃貸しても所有権は自分にあるので、将来ご自身で利用することもできます!

・家賃収入が見込める

空き家を所有しているだけでは、毎年の固定資産税などで出費しか生まれませんが、人に賃貸することで家賃収入が発生します。いくらで貸せるかは物件によりますが、ただ所有しているよりは少しでも収入を生んでくれた方がいいのではないでしょうか。

・物件の管理(通風・通水等)は入居者に任せられる

以前の記事でもお話ししましたが、空き家を適切に所有しようと思うと、適切な管理が必要です。中でも通風や通水などは定期的に行っていただきたいことなのですが、人に賃貸しておけば、当然通風や通水は借りている人が行ってくれますので、ご自身で行う必要がなくなります!

デメリット

・入居者がいなければ収入が得られない

当然といえば当然ですが、入居者がいなければ家賃収入は生まれません。入居者を早く見つけるためにも、物件の美化や家賃の調整、物件の広告など不動産会社と相談しましょう。

・入居者との間でトラブルが起こる可能性がある

物件を賃貸するということは、大家さんとして入居者の方と接するようになります。中には物件を使ってもらう中で、入居者との間でトラブルになってしまう場合があります。その際には大家さんと入居者との間で解決をしなければなりません。そうならないためにも、契約の際に細かく内容を確認しておくべきでしょう。

・空き家の状態によっては、リフォーム代等の初期投資が必要となる場合がある

空き家の中には、すぐにでも利用できるものもありますが、手直しが必要な物件が大半だと思います。それが人に貸すならなおさらです。ちょっとした修理やクリーニングだけであればそこまで大きな出費にはなりませんが、水回りの交換や大掛かりなリフォームが必要となれば数十万、数百万という金額が初期費用として必要になるかもしれません。どこまで直して、どこまでをそのまま使ってもらうのか、最初にしっかりと考えなければなりません。

「普通賃貸借」と「定期賃貸借」

住宅を人に貸す賃貸借契約には、大きく分けて二つの種類があります。それが「普通賃貸借」と「定期賃貸借」です。細かい違いはもちろん色々あるのですが、重要な違いとして、契約期間満了後の更新ができるか、という点があります。

皆さんの中の多くは、借家に入居したら大体の場合2年間の契約で、2年ごとに更新する、という認識なのではないでしょうか。これは前者「普通賃貸借」のお話です。

対して「定期賃貸借」は、契約期間が満了したら更新ができません。2年契約ならば、2年たったら退去しなければならないのです。(再契約はできます。)

この2つの使い分けとして、長く借りてほしい、特に賃貸以外で建物を使う予定はない、という場合は「普通賃貸借契約」を、一定期間貸した後は自分で利用したい、将来は更地にして売却したい、という場合は「定期賃貸借契約」を結ぶことが多いです。

まとめ~空き家を賃貸する~

空き家を手放さないのであれば、是非一度ご検討いただきたい「賃貸」という選択肢ですが、残念ながらどんな方にもおすすめ!というものではありません。大事なことは物件の状況やご自身のライフスタイルなどを鑑みて、どのような選択肢を取るのが一番適しているのかを見極めることだと思います。もしご自身でなかなかイメージがつかない場合は、お近くの不動産会社にご相談ください!

次回は「空き家を売却する」です!お楽しみに!

森安勇介

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