パッシブハウスジャパン全国大会2026 参加しました!
2026.03.12

弊社が賛助会員として所属するパッシブハウスジャパン。
その全国大会(総会)が今年もまた、東京で開催されました!
昨年も出席したのですが、
とにかく人の量がすごい。。。
高性能な家づくりに邁進している、いわば同志が、
全国にこれほどいるのだと思うとなぜか少し感動すら覚えます。
今年はパッシブハウスジャパンの15周年ということもあり、
豪華な内容での開催でした。
日程は次の通り。
・1日目 黒部パッシブタウンツアー
・2日目 PHJ15周年記念フォーラム
・3日目 分科会(勉強会)
2日目のフォーラムが本番ではあるのですが、
1日目のツアーもとても面白いものでした!
1日目

高性能な窓APWシリーズでおなじみのYKKさんの工場がある、富山県の黒部。
そこにYKKさんが作った小さな町があります。
それが「パッシブタウン」
環境に寄り添うパッシブデザインの考えのもと、
黒部の自然を生かした真に持続可能な社会モデルとして、
5人の建築家がそれぞれの街区を担当し設計されました。

そのうちの一つを、
パッシブハウスジャパン代表理事の森みわさんが担当しており、
リノベーションされたアパートの一室を見学しました。
もともとあったアパートのレトロな良さを残しつつ
快適な温熱環境と間取りにグレードアップされていました。

また、最も大きな5街区は
オーストリアの木造建築家、ヘルマン・カウフマン氏が設計されていて、
本来コンクリートで作る部分を木造にしたことや、
太陽光発電で得た電力を水素に変え長期間保存できる「Power to Gas」により
CO2発生量を抑えた高品質で持続可能な都市づくりが行われています。
各家庭での省エネから
都市全体での省エネに移っていく、先進的な取り組みの町でした!
2日目

本番(?)の2日目では、
午前中に事例発表、午後に講演がありました。


午前の事例発表は工務店2組。
どちらの方も中古住宅をリノベーションしてパッシブハウスにしたという
とんでもないチャレンジに成功された方々です。
実はパッシブハウスには、
新築用の基準とリフォーム用の基準があり、
今回はそのリフォーム用の基準「Enerfit」をクリアして
パッシブハウスの認定を受けています。
発表を聞くと、
新築を建てるよりも苦労する部分が多く、
また、金額としても新築と同じかそれよりもかかったとのことでした。
空き家の増加が叫ばれる昨今。
新しく家を建てるばかりではなく、
今ある資源を生かした家づくりも求められています。
しかし性能的なことを考えると、
新築レベルまでもっていくには
どうしてもリフォームでは物理的・金銭的な限界があることも確かです。
これから日本の中でもっと住宅の性能について理解が進み、
安くて性能と施工性の良い建材が流通するようになれば、
中古住宅を買って高性能リフォーム(パッシブハウスレベル)を行うといったことが、
より現実的な選択肢になってくるんでしょうか。
そんなことを考えながら聞いていました。。。

午後の講演は
1日目のヘルマン・カウフマン氏と、
PHI(パッシブハウス研究所、ドイツにある本部)の
ベアトホルト・カウフマン氏の
Wカウフマンによるお話でした。
テーマは「非(戸建て)住宅」について。
戸建て住宅の新築需要が減っている現状で、
アパートや事務所・店舗などの非戸建て住宅に工務店として取り組むにはどうすべきか。
またそのような中で、
木造建築の可能性についても言及されていました。
ヘルマン氏が最後に言われた
「Welcome to woodage.」
という言葉。
森みわさんは「木造の時代」と訳されました。
今は、常識が大きく変わりつつある最中なのかもしれません。
3日目
3日目は昨年と同じく分科会でした。

パッシブハウスを検討するうえで欠かせない
「PHPP」というソフトのデモ入力と、
高性能住宅における宿敵「熱橋」についての解説を聞きました。
私には少しレベルの高い時間でしたが、
全国の工務店や設計事務所の方々とお話する時間もあり、
どんどん知識がアップデートされる感覚で
とても楽しかったです☺
まとめ

2回目の全国大会参加となりましたが、
日本、いや世界のトップレベルの家づくりを学べている環境に
感謝しかありません。
あと、PHJに所属されている人たちは
大体皆さんいい人たちなので、
気兼ねなくお話ができてありがたいです。
とにもかくにも、
学びの多い3日間でした。
あとは実務に生かすだけ!
頑張ります!!
森安勇介


