えびすや日記

             

賃貸マンション、アパートの騒音対策【内見・入居後編】

賃貸物件に住むときによく起こるトラブルの一つである、騒音問題。前回のブログではその対策について、物件探しの段階で出来るものをご紹介しました。

今回は、実際に内見に行ったときに確認すべきこと、また、入居後にできる騒音対策についてご紹介したいと思います。

● 内見時に確認するべきポイント

実際に物件を訪れたときに簡単にできる部屋の防音性のチェック方法をご紹介します。お部屋の中の状況を調べるのはもちろんですが、近隣住民の様子や、建物周辺の環境も実際に現地を訪れたときにチェックしておきたいところです。

1.壁を軽く叩いてみる

岡山の不動産会社えびすや

壁の材質は建物の防音性に大きく影響します。

賃貸の壁には主に「軽くて音を通しやすい石膏ボードの壁」と、「重たくて音を通しにくいコンクリートの壁」の2種類があります。

壁を軽くコンコンとたたいたときに、「ゴンゴン」と響くように聞こえれば石膏ボードの壁、「コッコッ」のようにほとんど音にもならなければコンクリートの壁です。壁がコンクリート製であれば、その建物は防音性に優れていると判断できます。但し、部分的にはそれ以外の素材が使われているケースもあるので、なるべく四方の壁をチェックしておくといいでしょう。

2.部屋の中心で手を叩く

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室内の防音性は、内見時に部屋の中心で手を叩き、反響音があるかどうかでチェックできます。

手を叩いたときに音の響きがきちんと帰ってこない場合は、隣室や上下階に音が抜けてしまっており、防音性が十分でないと判断できます。

3.共用部分の管理の状況をチェック

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玄関や集合ポストはもちろん、駐輪場、階段、エレベーター、廊下、ゴミ置き場など、ほかの住民との共用部分の清掃や整理がされているかをチェックしましょう。これらの状態がよくないと、管理態勢や状態に問題があり、騒音以外にもさまざまなトラブルがあるかもしれないので注意が必要です。

4.周辺環境をチェック

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物件周辺の環境のチェックも非常に大切なことです。例えば、物件の近所に小学校や公園があると日中子供の声が気になることが考えられます。また、周辺道路の交通量が多ければ車の音も気になる可能性があります。こういった周辺環境は、地図上での情報だけでは分からないことも多いので、現地に行ったときに併せて確認するとよいでしょう。可能であれば、時間帯を変えて再度訪れてみるのもおすすめです。

● 入居後にできる防音対策

家賃や条件の関係で、防音性の高い物件を選べない、また、入居してからでもできる防音対策を知りたい方向けに、簡単にできる防音対策をご紹介します。

1.遮音カーテンをつける

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屋外から聞こえてくる騒音が気になる場合には、窓の遮音性が低い可能性があります。その場合は遮音カーテンを取り付けるのが効果的です。遮音カーテンは特殊な素材や織り方で作られており、名前のとおり音を遮る効果があります。主に中高音域に効果があり、厚地で密度が高く織られているものほど高い防音効果を発揮します。

2.防音マット

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床の上を歩く音や物を落としてしまった時の振動音は、床材を通じて周囲の部屋に伝わってしまいます。
賃貸マンションの床上に防音マットを敷くことによって、そのさまざまな生活音が階下に響いてしまうことを防ぐことができます。厚さ数ミリのクッションフロア・フェルト、遮音制振マット等、何種類かのマットを組み合わせることで効果が増大します。

3.家具を壁から少し離して設置する

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背の高い本棚や収納棚に本や洋服などをたくさん詰め込み、隣室に面した壁に配置すると、簡易的な防音壁のようになり、ある程度の音を遮ってくれます。

家具を配置する際は、壁にぴったりと密着させるのではなく、少し壁から離して置くのがポイントです。壁から距離を取り、隙間を空けて空気層を作ることで音をやわらげる効果が期待できます。すでに手持ちの家具がある場合には、レイアウトを変えるだけで手軽に防音対策できるのがメリットです。


以上、騒音問題のいろいろな対策法をご紹介しました。騒音トラブルは近隣住民とのトラブルに発展することもあるので、しっかりとした対策が必要です。前回の物件探し編とも合わせてぜひ参考にしてみてくださいね。

森安晴香

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