「空き家」どうすればいいの?#1 ~空き家問題~
2022.12.16
皆さんこんにちは!
えびすや株式会社で不動産売買を担当している森安勇介といいます。これから、社員が持ち回りでブログを書いていきます。週1回更新のペースになる予定ですので、お時間のある時に是非読んでみてくださいね!
第1回目のテーマは「空き家」についてです。
住宅の1割は空き家?
近年日本中で取り上げられている「空き家問題」ですが、皆さんは全国にどれほどの空き家があるかご存じでしょうか。総務省が平成30年に行った調査によると、約849万戸、住宅全体の13.6%も占めているようです。住宅が10軒あれば1軒以上が空き家である計算です。
ここ岡山でも同じく問題化していて、空き家数は約14万戸で、空き家率は15.6%と全国平均を上回ってしまっています。25年前と比べ2倍以上に増えているとのことで、空き家の増加が進んでいることがわかります。
空き家の放置には多くのリスクが!
では、空き家が増加することの何が問題なのでしょうか。
まず、空き家とは簡単に言うと「1年以上誰も住まず、利用もしていない建物」のことをいいます。人の出入りのない建物は劣化が早く進みますので、屋根や外壁の落下や建物自体の倒壊などにより、通行人がけがをしたり周囲の建物などに損害がでる可能性があります。
また、空き家だということがパッと見てわかるようであれば、敷地内にごみを投棄されたり、不法侵入や放火をされてしまう危険性があります。さらに、長年放置してしまうと建物の傷みだけではなく敷地内の草木が繁茂し、周囲の景観を損なってしまうことも問題点の一つです。
このように、空き家を放置することは不動産の財産的価値を下げてしまうだけでなく、周辺の住民や環境にも悪影響を与えます。もちろん、自己所有の空き家が他者に損害を与えた場合は損害賠償が認められる可能性がありますので、空き家をそのまま放置することはかなりの危険性を孕んでいるといえます。
解決策は3通り!
突き詰めるところ、解決策は主に以下の3つになると考えられます。
どの選択肢が最も良いかは、物件の状態や所有者様の状況によって様々です。まずはそれぞれの選択肢の特徴をよく知り、ご自身にぴったりなのはどの方法なのかを考えることが大切です。
次回からは、それぞれの方法についてどのような特徴があるのか分かりやすくご説明していきますので、是非お楽しみに!
森安勇介