「空き家」どうすればいいの?#2 ~空き家を管理・利用する~
2023.01.20
皆さんこんにちは!
「空き家」どうすればいいの?第2回目は、「空き家を管理・利用する」です。
手放してしまう前に、ご自身での活用も検討してみましょう!
空き家を利用する
ご所有の空き家をご自身で利用できればそれが一番ですよね!
なかなかそのようなパターンはないかもしれませんが、ここでは弊社での事例とともに、ご自身での空き家利用を考えていきます。
・「建物全体」を使う
当たり前ですが、建物自体がまだ利用可能な状態である場合、その空き家に居住するという選択肢があります。
かつて弊社仲介で賃貸物件にご入居されたH様は、相続で空き家を取得したため、そちらへお住替えされました。その際最低限のリフォームを弊社にてさせていただきましたので初期費用こそ掛かりましたが、月々のお支払いがなくなり生活が楽になったとおっしゃっていました。
また、居住まではせずともお休みの日だけ過ごす「別荘」として使っても気分転換になっていいですよね。
弊社にて室内のクロス・フローリングの張替えをさせていただいたK様の空き家は、週末や長期休暇などにご友人家族を呼んで過ごされるそうです。宿泊もできるのでお酒が飲めると、大人の方に特に喜ばれていると楽しそうにおっしゃっていました。
・「建物の一部」を使う
空き家全体は手に余るかもしれませんが、一部ならどうでしょうか。ご自宅の隣に空き家を所有されていたA様は、弊社のリフォームで空き家の一部にミニキッチンやシャワーユニット等を新設したうえで、「離れ」のようにご利用されています。ご主人の書斎として、また娘様が友人を呼んで集まる憩いのスペースとして活用されているようです。
空き家を管理する
ご自身で利用する予定はないけど、将来利用するかもしれないので手放したくない。かといって人に貸すのもなぁ、、という方も多いのではないでしょうか。そんな方は、空き家の管理だけでもしておきましょう。#1でお話したように、空き家を放置しておくことは、様々なトラブルを生む可能性があります。それではどのような管理方法があるのか見ていきましょう。
※「管理」とは・・・
ここでいう管理とは、実際に現地を訪れ、物件の状態(屋根や外壁などの状態、草木の様子)を確認するとともに、物件やその周辺に異変がないか(施錠していたはずの鍵が開いている、侵入された痕跡がある、敷地内にごみが捨てられている等)も確認することです。
また、建物の状態を維持するために、できれば通風・通水も行いましょう。
・ご自身で管理する
物件が比較的近くにあり、ひと月~ふた月に1回程度は管理ができそうなら、ご自身で管理をされてもいいかと思います。ご自身で管理をするメリットは、なんといっても余分な費用がかからないところ。手間はかかりますが、できるだけお金をかけたくないという方に向いています。
しかし、管理の質は自分次第となりますので、正直ズボラなんだよなぁと思われる方は管理が行き届かない可能性が、逆に几帳面すぎる方は管理に時間がかかりすぎてしまう可能性があるため、そういった方には不向きとも言えます。
・業者に委託する
物件が遠方にあったり、忙しくて管理まで手が回らないという方は、業者に委託するという方法があります。業者に委託するメリットは、自身で行わなくていいので手間がかからないことと、しっかりとした管理が行えることなどが挙げられます。
デメリットはもちろん費用が掛かること。委託費用は管理内容にもよりますが、1カ月でおよそ3000円~5000円程度が相場となっています。なお、岡山では不動産情報サイト「住まいる岡山」に空き家管理サービス業者のリストが掲載されています。
まとめ~空き家を管理・利用する~
相続等で空き家を取得された場合、ご自身でのご利用というのはなかなか難しい状況の方が多いかもしれません。しかし、考え方によっては今の生活に一つスペースが増えるので、それだけ豊かな生活が送れる可能性もあります。もちろん無理に利用することはありませんが、一度ご自身の生活を振り返りながら考えてみてはいかがでしょうか。
また、空き家を利用しなかったとしても、所有している限り「管理」は必要です。ご自身での管理が難しければ業者のサービスなどもうまく利用し、ご自身にも周辺の方にも迷惑が掛からないように所有しましょう!
次回は「空き家を賃貸する」です!お楽しみに!
森安勇介
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