パッシブハウスジャパン全国大会2025 参加してきました!②
2025.03.18
前回に引き続き、全国大会の模様を振り返ります!
オーナーズセッション-パッシブハウスに住んで気になった点

パッシブハウスに実際に住まれている方からお話を聞く「オーナーズセッション」の中で、パッシブハウスに住んでみて気になったところはありますか?という質問がありました。
「外に出る服装を間違えるときがある」
快適な室内環境が故の悩みですね。玄関を開けるまで、その日暑いのか寒いのか分からないそうなので、着替えのときには天気予報をしっかりチェックした方がよさそうです。
「家中の温度が一定なので、夫婦どちらもが快適な温度に出来ない」
高断熱・高気密・高効率換気が揃うと、家のどこにいてもほとんど同じ温度になります。基本的には快適で喜ばしいことですが、家族の中にあまりにも暑がりな方や寒がりな方がいると、その方は少し服装などで調節しなければならないようです。
ちなみにこのオーナーのご夫婦は、ご主人が外国の方で筋肉量が多く暑がりなため、夏は冷房を強く効かせ、奥様が寒い思いをしていらっしゃいましたが、奥様も運動やトレーニングをして筋肉量を増やしたところ、寒くなくなったと話されていました。そんな解決方法もあるんですね、、、すごいです。
「顕熱(けんねつ)交換型換気システムなので、湿度コントロールが難しい」
パッシブハウスほどの高性能な住宅では、熱交換機能の付いた換気システムを採用することが一般的です。これは換気の際に、涼しい(冬なら暖かい)室内の空気をそのまま外へ捨ててしまうのではなく、熱だけを室内にまた戻すという摩訶不思議なシステムなのですが、熱だけ戻すタイプ(顕熱型)と湿度も戻すタイプ(全熱型)があり、顕熱型だと冬は外の乾いた空気が入ってくるので湿度が低い乾燥した室内になりやすいのだそうです。
皆さまのお話を聞いていると、パッシブハウスでの生活も、基本は今の一般的な性能の家と同じく、ご自身できちんと家の得手不得手を理解して、快適になるように調節しながら暮らしていらっしゃるようです。
違うのは、快適さの下振れがなく常に高い快適性が保たれているので、その調節が楽なことと、その調節にかかるコスト(電気代や設備交換費用等)が圧倒的に少ないということなのかなと理解しました。
エコハウスアワード2024大賞
2024年のパッシブハウス日本一を決めるエコハウスアワードが、大会の中で発表されました。

2024年に建ったものだけではないですが、全国9つのパッシブハウスがノミネートされ、当日の参加者による人気投票も行われました。
また、デザイン賞やコスパ賞など、大賞以外にも賞が用意されていて、様々な視点からの評価がなされていました。
そんな中、大賞に選ばれたのは、
長野県 追分宿・平家のパッシブハウス
新潟県 長岡パッシブハウス
の2棟でした!
更に当日の人気投票でも追分宿・平家のパッシブハウスが選ばれ、見事2冠に輝きました✨
デザインや性能もさることながら、皆が真似しやすいような設計も高く評価されていました。今後のパッシブハウスの普及を見据えると、こだわりの詰まった唯一無二の一軒ではなく誰もが建てられるデザインや価格という点も重要な要素になるのだと感じました。
→ノミネート物件を含めた全国のパッシブハウス施工事例はこちら
基調講演-冷えをとり、病気知らずの健康生活

大会の最後には、TV出演も多数されている医師でイシハラクリニック副院長の石原新菜先生がゲストで登壇されて、身体の冷えがあらゆる不調を引き起こす原因になるので、体を温めることがとても大切だと、軽快なトークでお話頂きました。
温度差のない快適な家に住むことも「温活」の一つになりますが、まず身近なところだと
①ウォーキングやスクワットなどで筋肉量を維持する
②常に腹巻を着用する
③湯船に10分以上浸かる
④ショウガなど体を温める食材を摂る
この4つが大事だそうです。皆さん、身体を温めて暖かい家に住んで、健康に過ごしましょう!
まとめ-全国大会1日目
初めて参加したPHJ全国大会ですが、とっても刺激になりました!
色々なパッシブハウスの事例や第一線でやられている工務店さんのお話を聞けたのももちろんなのですが、私個人的には「オーナーズセッション」がとても面白かったです。
実際に住んでいる方のお話ほど説得力のあるものもないので、パッシブハウス興味あるけどどうしよう、、とお考えの方、まずはパッシブハウスオーナーとお話いただくのがお勧めです!
弊社でもオーナー様とのお話をセッティングさせていただけますので、お悩みの方、是非お気軽にご相談ください!
次回は大会2日目、分科会「パッシブハウスのいろは」という勉強会に参加した内容をお伝えします!次回で全国大会編ラストです!お楽しみに✋