赤磐市 N様邸
2022.01.25
2021年6月に断熱工事をさせていただいたN様から改修後実際に住んでみられての感想文を頂きましたのでご紹介させていただきます。
<お客様の声>
私が住んでいる岡山県赤磐市は冬の最低気温が-5℃まで下がる日もあり、暖房は エアコンだけでは足らず石油ストーブとファンヒーター、寝室には電気のオイ ルヒーターを併用していましたが、年々寒さが身体に堪えるようになりもっと 暮らしやすい家にしたいという思いが募ってきていました。
そこで意を決して昨年、自分なりに家の断熱に関する予備知識を得た上でパッシブハウスジャパン会員のえびすや様に相談を持ちかけ、検討を重ねた結果 予算内で一定の効果が期待出来そうなプランに仕上げて頂きました。
6 月末に工事を終えて半年間の感想ですが、まずエアコンの効きが格段に良くなりました。夏場は 28℃より下げることはなくなり、冬は今のところ 21℃~ 23℃の範囲で使い、夏冬ともこれまでより 3℃程違っています。
電源を入れてからほどなく部屋全体が冷える(温まる)ようになり、不快だった上下の温度ムラも明らかに減りました。また消した後以前はみるみるうちに室温が戻っていたのが今は暫く保たれています。温度差が緩やかになった事により身体がとても 楽になったように感じます。
これに関連して暖房費も減っています。12 月迄の累計電気使用量は前年に比 べ 17%減りました(同時期に新設したエコキュートによる影響を除外するため、 8 時~23 時での集計)。また他の暖房は廊下の石油ファンヒーターのみとなった ので、灯油もこれまでは月に 5~6缶買っていたのが 1 缶位で済みそうです。
また今回の工事では結露が気になっていた勝手口ドアを断熱タイプに交換しました。冬になると拭いてもすぐにまた下まで滴り落ちていた露が無くなりま した。夏は簾をかけていてもドア近くに近寄れないくらい暑かったのが、見えな いバリアが張られたかのように快適になりました。 以上のように、これまでは外の暑さ寒さや強い日差しがもろに家の中に影響 していましたが、今は帰宅して玄関を開ける度にホッとして嬉しい気持ちになります。
余談ですが、工事が終わってしばらくして一羽のオカメインコが新たに家族の一員になりました。寒さが苦手ですので、以前の家だったら来てくれなかったでしょう。妻とは「おかげで自分たちの寿命も延びたよね」と笑いあっています。この快適な我が家まで導いてくださったえびすやの森安社長様をはじめ 関係の皆様には本当に感謝申し上げます。
N様ありがとうございました。文章は、N様から頂いた原文のまま掲載をさせて頂きました。
イラストは、分かりやすいように、こちらで入れさせて頂きました。
以下では実際の工事前と工事後の写真でご説明をさせて頂きます。
この写真はN様邸の断熱工事着工前の天井裏断熱材の様子です。
ユニットバスの天井が見えていますが、ここからは、床下換気口を伝って、外部の空気がそのまま入ってきています。また、間境の壁も気流止めをしていないのでここでも熱い空気や冷たい空気が行きかって、冬は寒く夏は暑い家になっていました。
この写真は断熱工事後の天井裏断熱材の様子です。奥に四角く盛り上がって見えるのがユニットバスの
収まっている区画です。工事前は大きく口を開けていた部分がすっかりと断熱材に覆われています。
間仕切り壁の隙間も全て塞いでいます。
床下も同じように断熱材で隙間なく覆っています。
この工事にプラスして、窓の断熱工事もさせて頂きました。
窓は既存の窓の内側にインナーサッシを取り付けて、勝手口は断熱性の高いものに交換しました。
こうすることで先の感想にあるような快適な家に生まれかわることができました。
また、今回の工事では、勝手口の交換工事を除いては、既存部分を全く壊さないで工事をいたしました。そのことで、工事費の部分でも、ご予算の中で納まり、喜んでいただけました。