えびすや日記

             

本物の木でつくる、世界にひとつの手作りキッチン

「大手のショールームを何軒まわってもしっくり来ない」
そんなお施主様の声から始まった、今回のキッチンリフォーム。
選んだのは、大量生産ではなく、無垢材を使った手作りの一点ものキッチンでした。

施工を担当したのは、美咲町の「KitoBito(きとびと)」さん。ご夫婦で営む木工所で、地元の木を使い、一つひとつ丁寧に仕上げておられます。以前弊社でも新築時に導入したことがあり、その仕上がりや温かみのある佇まい、そしてご夫婦の誠実なお人柄に信頼を寄せていました。

現地へ足を運ばれたお施主様は、「キッチンも良かったけれど、何より話をじっくり聞いてくれて、きちんと相談に乗ってくれたのが嬉しかった。ここなら自分の望むキッチンを実現してくれる」と確信され、リフォームを決意されました。

このキッチンの最大の特徴は、レッドオークの無垢材を使用した扉。木目の美しさが一目でわかり、使うほどに味わいが増す素材です。さらに引き出しの面材は、一本の木から切り出して繋がるように作られており、無垢材ならではの表情を楽しめます。

一般的な化粧板や合板のシステムキッチンでは、こうした木目の美しさや質感は再現できません。自然素材ならではの魅力と、確かな職人技が融合したキッチンは、見た目の美しさだけでなく、心地よさや安心感も与えてくれます。

また、無垢材を使ったキッチンは、ホルムアルデヒドなどの化学物質が含まれにくく、シックハウス症候群の心配が少ない点でも、アレルギーを持つご家族にも安心です。

撮影時点では、まだ食器洗い機の設置前で空洞がありますが、今後は背面収納の造作なども進めていく予定です。

この世に一台しかない、自分だけのためのキッチン。
まさに、キッチンのオートクチュールです。

TOP